タイミング(ポジションの取り方)
スキャルピングというゲームは、究極的には「タイミングのゲーム」だと思います。相場の変動にいち早く乗り、誰よりも俊敏に降りる見極めのゲームです。
オリバー・ベレスは著書デイトレードの中で、
プロのトレーダーとしての経験から、ポジションのとり方がトレーディングの8割を占めると確信している。(中略) トレーダーとして抱える問題の大半はポジションをとるタイミングの悪さに起因するものがほとんどである。不適切なポジションのとり方をすることにより、勝てる取引を負けにしてしまうことがあり得る。逆に、あまり健全ではない取引でも、ポジションをとる水準とタイミングさえよければ、勝てることもある。
と記しています。そして結論的に、
すべてのトレーダーは最終的には、最良の取引はポジションをとった瞬間に利益が出ているものであることを認識する。
と述べています。まさにスキャルピングの根本理念であり、トレーディングの真髄であると思いますが、これは換言すれば「最良の取引は勝率が高い取引」ということになるでしょう。
目先の時間の期待利益
スキャルピングにおけるタイミングの重要性に関してひとつ挙げるとすれば、ポジションを持った後のある固定された時間軸、例えば次の1分間において、上下どちらの方向への値動きが大きいか? ということだと思います。
つまり、期待利益の大きいほうに賭けることが大事だということです。
相場が輪ゴムのようなものだとすると、引っ張られた状態(行き過ぎた相場)はいずれ元に戻るため、その輪ゴムが伸び切った瞬間においては、元に戻る方向への仕掛けは、輪ゴムが伸びていく方向よりも、同じ時間枠の中で見れば期待利益は大きいはずです。
2008.11.28