ナンピン - スキャルピング道

ナンピン

ナンピン(難平)とは、ポジションが値下がりしたときに追加で買い増す、という行為をさします。

買い値の平均を下げ、価格が戻ってくれば利益になる半面、値下がりがそのまま続けば損失が大きくなる手法です。

スキャルピングは言ってみれば何度も仕切り直す行為です。この概念を考えるとき、ナンピンによる含み損の拡大やポジション保有時間の長期化などのリスクを高めるより、一度ポジションを切って価格の下がったところで再度仕掛ける方が理にかなうといえます。


計画的なナンピン

ナンピンは時に“相場観”も狂わせます。それは「このトレード(ポジション)で負けたくない」という思考が働くからです。最初にトレードを仕掛けたときと、ナンピンしたときとの相場観の違い(より客観的であるか、より主観的であるか)が認識できるなら、以後この手法ををトレード戦略に取り入れるにあたって、自分なりのルールを作っておくべきです。

スキャルピングおけるナンピンは、計画的に考え一定のルールのもとで実行するなら非常に効果的な手法にもなり得ると思います。ただし、ルールとポジションの管理徹底は厳格に設定すべきとも思います。回数の上限、どの価格帯でどれほどのサイズで実行するか、ポジションを清算するべきポイントなど、計画すべき点はいろいろあります。

「どのように買い下がるか、どのように売り上がるか」。ここを工夫することで損益をある程度コントロールできると考えています。

例えば、ドル円相場が100円〜100円50銭のレンジ相場にあるとします。チャート上でも明確なサポートがあり、100円に近づくほど買いのチャンスになる場面では100円ぴったりで買えれば結果的に最高かもしれませんが、そう首尾よく物事は運びません。

そこで、100円20銭あたりからでも100円を下限にして買い下がっていく方法が考えられます。その時にどう買い下がっていくべきか。

100円20銭でとりあえず1万通貨買い、10銭下がるごとに100円10銭で1万、100円丁度で1万と同数量で買い下がる手がまず考えられます。

または100円20銭で1万、100円10銭で2万、100円で3万とナンピンしていくポジションのロットを増やしていく手も考えられます。

そしてナンピンしていく間隔も工夫する余地のあるところです。10銭間隔にするか、5銭間隔にするか、あるいは最初のポジションは小刻みに小ロットで取得し、ずっと下のレートで大きなポジションを取る、等々。

実際のところ、ナンピンは繊細で奥深いものです。ひとつのトレードをどれ位の平均レートでポジションを取得し、完結させるか。ちょっとしたポジション取りの違いが勝敗を分けることは多いですね。

次ページで私の現在のスキャルピング手法やそのヒントになった考え方を紹介します。↓↓↓

マーチンゲール


2008.11.20