ボリンジャーバンドの手法 - スキャルピング道

ボリンジャーバンドの手法

「ボリンジャーバンドの基本」で紹介した単純なやり方では、どの時間軸においても利益を出すのは至難の技だと思います。非常に柔軟性のあるテクニカル指標なので、相当に実務経験を積んだ上でなら可能かもしれませんが。

そこで「仕掛け」と「利食い」に一工夫が必要になります。私の場合、ポンド円の5分足+ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせた逆張りでトレードしています。

この手法は、陰陽師と為替: ヒゲ理論とデイトレへの応用というページを見て学んだのですが、実際に検証してみると、「ポンド円の5分足」+「ボリンジャーバンド」+「RSI」+「ローソク足のヒゲ」という組み合わせが、非常に相性が良いことが分かりました。


仕掛けと損切り

この手法は±2σ(第2標準偏差)上下バンドにおいて「ローソク足のヒゲ」を確認した後、次の足の始値で仕掛けるもので、ストップ(損切り注文)は仕掛けた前の足の安値(ヒゲ)のすぐ下に置きます。

短期的にせよ長いヒゲが強気筋や弱気筋を振るい落としていたなら、すぐに再度その水準を試すことはないと考えられます。しかし、ストップがつけられたとしても損失は限定的です。

ストップ注文を近くに明確に設定できるのは逆張り戦略の優れた点ですね。順張りであれば必ずしもストップが明確でなく、またその幅も広く取らざるを得ないケースがあると思います。

ただ、あまりにも長いヒゲが出たときはその次の足の始値によってはストップ幅が広くなってしまうため、リミット目標(潜在利益)に見合った仕掛けになるか、十分考える必要があります。

そして、RSIについてはこだわりすぎないことが大事で、50辺りの中立的な数値では仕掛けないことにしています。

もちろん、売られすぎ買われすぎが極端な数値になるまで仕掛けを見送っていてはかえってオイシイ利益を逃してしまいますし、売られすぎ買われすぎの状態からさらに相場が一方通行になるケースもよくあるため、それほど極端な数値でなくとも、「どちらかに相場が傾いているな」というレベルでトレードした場合が、勝率・利益率とも良い気がします。

感覚的な慣れが大事なのかもしれません。RSIはあくまで補助的に見ることにしています。


利食い

リミット(利食い)は私の場合ボリンジャーバンドの中心線(20日移動平均線)を目処にしています。

その水準であれば安全に利食えることが多く、リスク・リターンの比率も、スプレッドとスリッページを考慮しても平均1:1以上は十分あります。

最近、反対側のバンドで利食ったほうがトータル収益的に望ましいのかもしれないと思ったりしていますが。自分の精神力でそこまでポジションを持ち切れるか、というところですね。


まとめ

この手法の最大の欠点は、レンジ相場では有効に機能するけれども、トレンド相場では頻繁にロスカット(損切り)せざるを得ないことです。この欠点を避けるためのルールとして、バンドの収縮に注意し、「バンドの幅が狭くなってきたらトレンドの発生を警戒すること」や、「3回連続でロスカットになったらトレードを中断する」ことにしています。

この手法を使い始めてからしばらくは、自分で決めた仕掛けのサインを多く捉えすぎて失敗してきました。最近はバンドの収縮に注意するようになり、トレードする時間帯や経済指標の発表、この手法が機能するサイクルが感覚的にわかってきたせいか、それなりに利益を上げています。

どんな手法も常に有効に機能するわけではないので、実務経験を積みながら選択的に仕掛けるようになれば、誰でも少しずつ利益が出せるようになるはずです。


2008.11.28